いくらあったらセミリタイアできるの?
こんにちは、bull-papaです。
自分の好きなことをしたい、満員電車での通勤がつらい、職場での人間関係がうまくいっていない、今の仕事を辞めたい理由は人それぞれだとは思いますが、多くの方が何かしら今の状況を変えたいと思っているのではないでしょうか。
今回は、私の夢でもあるセミリタイアという選択肢について考えていきます。
セミリタイアを実現するためのステップとしては、
- 年間の生活費の把握する
- セミリタイア後の手取り収入を決める
- 不足分を補う資産収入を計算する
- 3に必要な資産額を計算する
- 資産を増やすための種銭を稼ぐ
では具体的に私の例も交えてお話します。
1. 年間の生活費の把握する
家族構成、地域、持ち家か賃貸か等で大きく変わると思います。
私の場合、支出には明確に優先順位をつけています。
〈支出の優先順位〉
- 子供最優先。やりたいことはやらせてあげる。
- 固定費は徹底的に削減。ただし住居は満足いくものに。車はいらない。
- 普段の生活費は抑え、浮かせたお金で家族旅行。
今という時は二度と戻ってきません。
抑えるところは抑えつつも、子供の喜ぶ顔を見られることにはお金を使うという方針です。
もし何にいくら使っているのか分からない方は結構まずいです。
思っている以上に浪費をしているはずなので、生活費の把握をおすすめします。
その上で、固定費中心に削れるものは徹底的に削ると生活が身軽になります。
2. セミリタイア後の手取り収入を決める
これは価値観によりますが、全く働きたくない人もいれば、私のように趣味の延長でやりたい仕事がある方なんかもいると思います。
いずれにせよ、高収入を狙うわけではないので、月5万円なり、10万円なり、自分が無理せず稼げる金額に設定すれば大丈夫です。
私の場合、バイトでまったりやりたいということもあり、月10万円稼げたら十分かなと思っています。
妻もバイトをする予定で、月8万円程度を想定しています。
3. 不足分を補う資産収入を計算する
『必要な資産収入=年間の生活費-セミリタイア後の手取り収入』で計算します。
私を例にして説明します。
〈年間の生活費〉
子供の学費負担も落ち着いた頃にセミリタイアしようと思っているので、生活費は月35万円もあれば十分です。
年間だと420万円となります。
〈セミリタイア後の手取り収入〉
セミリタイア後にやりたい仕事が2つあり、バイトを掛け持ちして月10万円稼ごうと思っています。
妻のバイト代8万円を合わせると、月18万円、年間216万円です。
〈必要な資産収入〉
420万円(年間の生活費)-216万円(セミリタイア後の手取り収入)=204万円/年間
これが私に必要な資産収入となります。
4. 必要な資産額を計算する
投資をすることが前提となりますが、資産額の4%を生活費に回すとします。
なぜ4%かというのは別記事で解説しています。
私の場合、年間204万円が必要でしたので、その204万円を得るために必要な資産額は、
『204万円 ÷ 4%=5,100万円』
つまり、5,100万円を年率4%以上で運用すれば、私が月10万円、妻が月8万円バイトをすることで、資産を減らさずに手取り年収420万円の生活が可能ということです。
5. 資産を増やすための種銭を稼ぐ
必要な資産額が計算できました。
あとはその資産額まで金融資産を積み上げていくのみです。
生活防衛資金を確保しておくことは言うまでもありませんが、その上で毎月しっかりと家計を黒字に保ち、投資に回します。
私の場合は投資期間15年で5,100万円の資産形成をしたいと思っています。
これは毎年245万円(月20万円ちょっと)を年率4%で15年間積み立て続けると可能な金額です。
この方針で、セミリタイアを目指していこうと思っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
以下、参考までに、年率4%で運用した場合、積立金額や投資期間でどの程度の資産形成が可能か記載します。
〈月3万円の場合〉年率4%で運用
10年間 投資元本360万円 資産450万円
20年間 投資元本720万円 資産1,036万円
30年間 投資元本1,080万円 資産2,100万円
〈月5万円の場合〉年率4%で運用
10年間 投資元本600万円 資産749万円
20年間 投資元本1,200万円 資産1,727万円
30年間 投資元本1,800万円 資産3,500万円
〈月10万円の場合〉年率4%で運用
10年間 投資元本1,200万円 資産1,498万円
20年間 投資元本2,400万円 資産3,453万円
30年間 投資元本3,600万円 資産6,999万円